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あなたの性交痛のお悩み、
医師に相談しませんか。

性交痛の悩みを抱えてはいませんか?年齢と共にスムーズにセックスが楽しめなくなることで、「このまま女性として終わってしまうのでは…」と不安に感じているかもしれません。
でも、性交痛は改善できる症状です。
このサイトでは、日本で初めて婦人科形成の道を切り開き、最前線で走り続けている女性器専門クリニックの院長・満行みどり先生にご協力いただき、あなたの悩みにお答えします。

女医が答えた
お悩みメール事例を見る

性交痛は「セックスの時、アソコが痛い」こと。経験のある女性は数多くいることでしょう。

せっかくパートナーとの濃密な時間を過ごすのに、痛みが邪魔をしてじっくり堪能できない…。そんなお悩みを解消すべく、私たち編集部は性交痛がなぜ起こるのか、どうすれば治るのか、情報を集めました

できる限り正しい情報をお伝えしたいと、医師である満行みどり先生にもご確認いただきお墨付きをもらったリサーチ結果です。ぜひあなたの性交痛解消にお役立てください。

【監修】女性器治療に特化
医師:満行(みつゆき)みどり

Doctor's Profile
満行みどり医師
満行みどり医師

満行みどり先生は2010年に開院した、女性器治療に特化した「みどり美容クリニック・広尾」の院長を務める医師です。日本初の「婦人科形成」という分野を開拓し、多くの女性のデリケートゾーンのお悩み解消に尽力しています。

監修者情報はこちら>

Doctor's Advice

何歳になっても、
潤った膣でいるために

理想的な膣は、とにかく「ぷるぷる」「うるうる」な状態。エストロゲンが多く分泌され、コラーゲンなどで膣壁が弾力に富み、セックスが始まりそうなムードや物理的な刺激があるとすぐ膣分泌液(よく「愛液」と呼ばれるもの)が分泌されて潤う状態のことです。
しかし年齢を重ねて萎縮性膣炎になると、エストロゲンの分泌量が減り、膣壁や外陰皮膚が萎縮して、炎症症状が起こります。これにより、理想的な膣とは徐々に離れて行ってしまうのです。
この萎縮性膣炎は閉経後の女性に多く見られ、60歳以上の健康的な女性の「約半数」には、膣の乾燥・外陰部のかゆみなど、何らかの症状があるともいわれています。辛い性交痛は、実は同年代の多くの人が抱くお悩みなのです。
でも、何歳になってもある程度のふっくら・うるおう膣に戻す方法はあるのです!
当院ではマシンや手術といった多彩な治療法も用意しております。エストロゲンの摂取やホルモン治療以外にも性交痛の改善には選択肢があることを、ぜひ知っていただきたいと思います。
満行みどり先生の
メール相談でのお悩み解決事例

みどり美容クリニックでは、来院が難しい・いきなり行くのはちょっと…という方へまずはメールでお悩みを相談できる無料のサービスを行っています
メールに必要事項を記入してお悩みを相談したら、なんと先生から個別にお返事が!その一例として、患者さんとのやり取りを一部ご紹介します。
※メールの内容はご相談者様に許可を取って掲載しています。

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公式サイトのメールフォームに入力すると…

メールのスクショ

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こんな感じで返信が!

返信のスクショ

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返信までは平均2~3営業日ほどかかるようです。女性器専門で治療している医師から早めに返事がもらえるのは安心ですね。

性交痛のお悩み相談例

Case.1:40代「性行為の
とき、入り口が痛くて…」

性行為で痛みを感じることについて、相談させていただきたく思っております。
旦那との行為のときに、入口辺りがヒリヒリと痛みます。引っかかるような、引き連れるような痛みです。
今までそんな痛みを感じたことがなかったのですが、何か病気の可能性はあるでしょうか。我慢して行為を続けていますが、解消できるなら治したいです。

Doctor's Comment

満行みどり先生からの回答

GSMという、萎縮性膣炎の
可能性が考えられます。

入口辺りがヒリヒリするとのことですので、実際に診察してみないと確かなことは言えませんが、おそらくその状態でご病気などないようでしたらGSMと呼ばれる萎縮性膣炎の状態ではないかと思われます。
GSMとは閉経関連外陰尿路症候群とも呼ばれ、萎縮性膣炎だけでなく外陰部の様々な不快感のことを指します。
これは年齢と共に女性ホルモンの分泌量が徐々に減少し、膣内のうるおいが低下したり善玉菌の減少により様々な不快感が出る現象です。
局所的にホルモンを使用する場合や、その他の更年期症状がある場合にはホルモン補充療法を行う場合もありますが、インティマレーザーではダイレクトに痛みの部分のうるおいをアップさせる効果がありますので、1回の治療でかなり改善する可能性が高いと思われます。


Case.2:50代「ホルモン治療以外で治りますか」

夜元気なダンナに私も応えたいと思っているのですが、50歳を超えてからは挿入時に入口周辺が痛むようになり、アレがつらいです。
婦人科で相談したら「閉経も近い年齢だから仕方がない、どうしてもというなら女性ホルモンを増やす治療をしましょう」と言われました。
うちはがんの家系なのでホルモン治療はしたくなく、他の方法がないかと探しています。先生のところでは他の治療をお願いできるでしょうか。最近更年期の症状もあり、毎日がしんどいです。

Doctor's Comment

満行みどり先生からの回答

漢方やサプリ、インティマレーザーなど
機器による治療もできます。

性交痛に対しては、局所的なホルモンのお薬を使用したり、ホルモン補充療法をすることが一般的です。
性交痛以外にも更年期の症状があり、毎日とてもお辛いようでしたらホルモン以外では漢方薬の治療をされるクリニックも最近では増えていますし、市販のサプリメント(エクオール)なども出てきていますのでご検討されてみると良いと思います。
ただ、性交痛に直接的に効果がある飲み薬は現時点ではホルモン以外ではなかなかありませんので、漢方薬やサプリメントと合わせてインティマレーザーなどの機器による性交痛の治療を組み合わせると良いと思います。インティマレーザーはうるおい力をアップさせる治療です。
インティマレーザーにはガンや婦人科系の疾患を誘発させたりというリスクは全くありませんので、ホルモン治療に抵抗がある方でも安心してお受けいただけます。

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Case.3:30代「遅まきの
初体験が痛すぎてつらい」

初体験がものすごく痛かったので相談させてください。
私の初体験は人よりだいぶ遅いものになってしまいました。それもあり、また最初は痛いものと聞いていたので、それなりに覚悟もしてたんですが、やってみたら本当に痛くて痛くて、途中でもうダメだと思い、彼に言ってやめてもらいました。
彼も最初は「しょうがないね」って感じだったのに、その後、何回かやってもやっぱりすごく痛くて、どうしても最後までできません。
普通こんなに痛いんでしょうか。それともやっぱり私の初体験が遅いのが悪いんでしょうか。
私がこんな調子なので、最近は彼とも微妙な感じになってます。こんなこと誰にも相談できないので、教えてもらいたいです。

Doctor's Comment

満行みどり先生からの回答

処女膜強靭症、あるいは生理不順などが
原因かも。治療可能ですよ。

お若い方や初めて経験される方の性交痛にはいくつかの原因が考えられます。
ひとつは処女膜強靭症といって処女膜をつなぐ靭帯が硬く、性行為の際にどうしても挿入が困難な例です。この場合には麻酔をして固くなった靭帯を切開したり切除したりする治療が必要になります。
その他に、生理不順があったりピルを長期的に服用していたりすると、膣内のうるおいがかなり低下していて痛みが強く挿入が困難な例があります。この場合には、インティマレーザーなどのレーザー治療で局所のうるおいをアップさせることで挿入が楽になりますよ。


Case.4:30代「入口は別に。
でも奥が痛い!」

デリケートな話ですみません。セックスのときの痛みで悩んでいます。
夫のものを奥まで挿れたときに激痛が走ります。入口は特に何ともないのに、奥のほうだけびっくりするくらい痛いんです。
夫も気遣ってはくれるんですが、本当は思い切りやりたいんだろうなと思うと申し訳なく思います。それに何より、2人ともこれから子どもが欲しいんです。
もしも何かの病気だったら…と思うと不安です。先生のお知恵をいただけたらうれしいです。よろしくお願いします。

Doctor's Comment

満行みどり先生からの回答

子宮筋腫などの病気の可能性が。
早めの受診をおすすめします。

性行為の際に奥の方に痛みがあるという場合、子宮筋腫があるといった場合が多くあります。
膣の奥での刺激が子宮にあたるときに痛みが走ることが多々ありますので、婦人科検診をしっかり受けられることをおすすめします。
子宮筋腫以外にも骨盤内腔で炎症が起きていたりすると奥が痛んだりすることもありますので、早めの受診が良いと思います。

Comment

「私、何かおかしいのかも」「治療法ってあるの?」など、他人に言いづらいお悩みをメールでこっそり相談できるのが嬉しいですね。しかも聞ける相手は、女性器治療の専門家!
みどり先生も「なるべく早めに、かつ不足がないように」と返信してくださっているので、些細なことでも気になったら、ぜひ問い合わせてみてください。

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Doctor's Profile
満行みどり医師

満行みどり先生とは
どんな人?

満行みどり医師

満行みどり先生はビバリーヒルズの専門トレーニング施設でLaser Vaginal Rejuvenation(R)and Designer Laser Vaginoplasty(R)のライセンスを取得した日本人女性初の医師。日本よりも断然進んでいる海外の女性器若返り治療にもくわしく、デリケートゾーンの悩みを抱える日本人女性にも同様の治療を提供したいと考えています。
そんな満行みどり先生が院長を務める「みどり美容クリニック」は、日本初の「婦人科形成専門クリニック」。性交痛や性器のトラブルといった女性のデリケートな悩みに対応できるよう、業界ではめずらしく多種多様なマシンを導入。症状や要望に応じてマシンを使い分け、問題を解決することで女性のQOL(Quality of life:生活の質)向上に寄与しています。

参照:Laser Vaginal Rejuvenation(R) and Designer Laser Vaginoplasty(R)

満行みどり先生の経歴


2001年:国立佐賀医科大学医学部(現佐賀大学医学部)卒業。九州大学医学部付属病院第二外科、佐賀県立病院などで外科、救命救急、麻酔科全般を習得
2003年:聖心美容外科東京院、大阪院、福岡院にて勤務後、横浜院院長、全国診療医長を歴任。婦人科形成、脂肪吸引を始めとする多くの症例に携わる
2009年:THE CLINIC TOKYO院長
2010年:みどり美容クリニック・広尾 開業

満行みどり先生プチインタビュー

「婦人科形成」はどんな悩みに対応?
どんな治療をしてくれるのですか?

これは、よく聞かれることなのですが、簡潔に表現すれば、女性器の悩みを外科・内科両面から専門的に治療することです。残念ながら、確かに日本ではまだ浸透しきっていない科名ですね。

デリケートゾーンは他人に見えない部分なのに、女性の尊厳を保つ重要な器官。その機能面をはじめ、形や色に不安・不満があると、全体的な自己評価まで下げてしまうケースがあります。

一方で、この部分に自信がある…とはちょっとおかしな言い方かもしれませんが、つまり「ソコがきちんと機能している」と自分でわかっていると、不思議と堂々と人生を満喫できるもの。

患者さんが感じる不具合の多くは、一生戻らないわけではなく、治療すれば解決できます。1人でずっと辛い思いをし続けず、ぜひ専門家に相談してほしいと思っています。

私の行っている「婦人科形成」は、特にそういったケースに特化しています。他人に言えない、他の病院の治療方針に納得できない、そういったときこそお役に立てると考えています。

なぜ婦人科形成の道に
入ろうと思ったのですか?

私は美容外科にいた時期が長かったのですが、元々ざっくばらんな性格もあってか、その頃から「他の先生には言いづらかったんですが、先生になら話せます。実は…」と女性器関連のつらく敏感なお悩みを話してくれる患者さんが多かったのです。

また、ちょうどその頃、アメリカでデリケートゾーンの手術に関するライセンスを、日本人女性として初めて取得できたこともあり、この分野に進むことを決めました。

海外では「女性器整形手術(ラビアプラスティー)」と呼ばれ、女性器の整形手術もマイナーではなくなってきています。しかし日本では、まだまだ「女性器をケア・お手入れする」という意識そのものが育っていないですね。

日本人の奥ゆかしい国民性と併せて、デリケートな話題なので触れづらいのが原因だと思いますが、それがとてももどかしく思います。

「セックスが痛いのは当然、痛くても我慢するのが当たり前」。日本人の意識にどこか根付いているそんな意識が少しでも早くなくなり、多くの方の痛みが解消されて、性生活が充実することを願っています。

あなたの性交痛の原因はどれ?

性交痛とは、セックスのときや終わった後に感じる痛みの総称です。

性交痛とひと口に言っても、その感じ方や原因は人それぞれ。個人の症状によって、対処法も違ってきます。 まず、性交痛を感じやすいシチュエーションの1つが「年齢を重ねた後のセックス」や「久々のセックス」。前回のセックスから時間が経っていると、膣のうるおい不足による萎縮性膣炎などで挿入時やピストン運動時に痛みを感じることがあります。

また、初めてのセックスで強い痛みを感じる・まったく挿入できないといった場合は、処女膜強靭症の疑いアリ。

それ以外に考えられるのは膣の炎症・子宮内膜症・骨盤内のトラブル・心因性のストレスやトラウマ。男性器のサイズやプレイスタイルに問題があるといった要因も考えられます。

あなたのお悩みを、みどり先生と一緒に確認しましょう。

「アソコの入り口が痛い!」

セックスの時にアソコの入り口がヒリヒリして痛い…と悩む女性は多いもの。単純に性行為に慣れていないだけ、という可能性もありますが、萎縮性膣炎(いしゅくせいちつえん)の可能性も考えられます。

萎縮性膣炎とは、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量が減り、膣粘膜が乾燥・萎縮するために生じる症状のこと。性交痛のよくある原因の1つで、とくに更年期や閉経後の女性がなりやすい傾向にあります。そのほか外陰炎や処女膜強靭症が原因として考えられます。

悩んでいる女性の声

「付き合って1年の彼とは何度も挑戦しているのですが、いざ挿入しようとするとアソコの入り口あたりが痛くて、最後までできません。その痛みは1日ぐらい続きます。指を入れられても痛くはないのですが…。アソコの皮膚が伸びて裂けてしまいそうな気がするんです。このままずっと最後までできなかったらどうしようという不安が大きいです。」

「アソコの奥が痛い!」

あまり濡れていないまま挿入したり奥を強く突かれたりすると、膣の奥のほうに痛みが生じます。思い当たる節がある方は、負担になりすぎてセックスがイヤになってしまう前にパートナーに相談するのがおすすめ。

また、アソコの奥が痛むのは病気のシグナルかもしれません。たとえば細菌が膣に入ることで感染する「クラミジア感染症」が考えられます。クラミジアは日本で最も多いとされる性感染症ですが、症状が進行すると子宮内膜炎や卵管炎を引き起こすケースもあり、注意が必要です。

悩んでいる女性の声

「セックスの時、奥の方にあたると子宮近くに痛みがあります。ずーんとした鈍い痛みなんですが、最近はバックだけではなく正常位でも痛くて、気持ちよさなんて感じられません。病気などの原因があるのでしょうか。最近どんどん痛みが増している気がして不安です。」

「初めてのセックスが痛い!」

初体験が痛い1番の要因は、男性器を挿入することで膣内部にあるヒダ(処女膜)がやぶれるため。処女膜は自然に再生することはないので初めてのときのみ生じる症状ですが、性行為に慣れていない方の場合は似たような痛みがしばらく続くかもしれません。

初体験の緊張で女性器が濡れづらく、痛みが出るケースもあります。無理はせず、パートナーにきちんと痛みがあることを伝えてゆっくり進めてもらうようにしましょう。

また、基本的に初体験に痛みはつきものですが、処女膜が生まれつき硬い「処女膜強靭症」の可能性もあります。

悩んでいる女性の声

「初体験は痛くて最後までできませんでした。それから何度も試してみたのですが、怖くて泣いてしまいます。ローションなども使用してみたのですがやっぱりダメでした。彼は優しいので待ってくれていますが、もう4回も途中で辞めていて、すごく申し訳ないです。初めてがこんなに痛いものだとは思いませんでした。」

「久々のセックスが痛い!」

久しぶりのセックスの際、痛みを感じる女性は多いようです。セックスをしなかった期間が長ければ長いほど痛みが出やすい傾向にあり、また痛みの程度も強くなります。

痛みの原因は前戯不足、不安や緊張、そのほか萎縮性膣炎(いしゅくせいちつえん)の影響が考えられます。萎縮性膣炎はとくに閉経前後の女性に起こりやすく、愛液の分泌量の減少や膣の萎縮などが生じて性交痛が出やすくなります。

また加齢の影響で膣のうるおいが不足している可能性も。愛撫の時間を長くとる、ローションなどのアイテムを使うといった対策を試してみてください。

悩んでいる女性の声

「久しぶりに彼ができ、またセックスをするようになりました。彼は優しくしてくれるのですが挿入時の痛みがひどく、最後まで頑張って耐えてはいるものの辛いです。セックスのあとアソコが裂けてしまったこともあります。私はもともと経験豊富なタイプではないので、それが原因かな?とも思ったのですが…なぜ痛いのか、彼にも申し訳ないので改善したいです。」

「痛いのは更年期が原因?」

更年期(45~55歳前後の女性)に入るとエストロゲンと呼ばれる女性ホルモンの分泌量が減少し、膣のうるおいも減ってしまいます。パートナーに触ってもらって気持ちいいのに濡れない…というのは、更年期による膣のうるおい不足が原因です。

膣が乾燥していると挿入時の摩擦でヒリヒリとした痛みを生じやすくなります。とは言っても、更年期の膣の乾燥は誰にでも起きるもので仕方がない部分もあります。婦人科形成クリニックで受けられる性交痛治療のなかには、更年期による膣の乾燥を改善する施術もあるので、まずは相談してみたほうがいいかもしれません。

悩んでいる女性の声

「更年期に入ってからアソコが濡れず、挿入が痛いと思うようになりました。もともと濡れにくかったのですが、ここ最近はローションを使っても改善しません。痛いので夫のセックスはもういいかな…と思いましたが、夫は改善してほしくて仕方がないようです。更年期だし普通のことかと思うのですが、病院を受診したほうがいいのでしょうか。」

「セックスで出血!?」

セックスはそもそも耐久性の低い粘膜同士をすり合わせる行為です。その摩擦によって出血が起きるのはあまり珍しいことではありません。しかし、場合によってはその出血が何らかの病気の可能性も…。

万が一病気の場合、考えられるのは女性ホルモンが減少する影響で粘膜が薄くなり出血しやすくなる「萎縮性膣炎(いしゅくせいちつえん)」、そのほか尖圭コンジローマや子宮頸管ポリープなど。また、可能性は低いものの子宮頸がんの可能性もあります。期間が空いたというわけでもないのに毎回出血がある、1回の出血の量が多…いという女性は婦人科で検査を受けてみてください。

悩んでいる女性の声

「最近セックスをすると出血するようになりました。さらさらとした鮮血の場合もあれば、おりものが茶色くなる程度のときもあります。また、痛みも少しあります。セックス後に子宮のチクチクとした痛んだり、また尿道あたりがツーンと痛んだりします。泌尿器科を受診してみましたがとくに問題は見つからず、今後どうしたらよいのか不安です。」

「この痛み、もしかして病気?」

「セックスが痛い…」「終わったあともズキズキするような痛みがある…」そんなとき、もしかして病気なのではと不安に感じる女性も少なくはありません。性交痛の原因はセックスの仕方やその場の雰囲気、病気から精神的なものまでさまざま。一概に病気とは言えませんが、放置してしまうと万が一子宮内膜症や子宮筋腫などの病気だった場合、不妊症のリスクもあります。

もちろん、エッチが痛いままではせっかくの彼との時間も楽しめません。病気でなくても、膣のうるおいをUPさせたり感度を高めたりといった施術もあります。まずは相談してみるのがおすすめです。

悩んでいる女性の声

「セックスをした翌日から子宮の奥のほうに痛みを感じました。動かずじっとしていると平気なのですが、歩いたり座ったりするとズキズキして辛いです。2日目にはだいぶましになりましたが、まだ痛みます。この痛みが性交痛なのか病気なのか、痛む場所が子宮あたりなだけに不安です。」

「挿入が怖い…」

挿入が怖い、セックスが怖い…という女性は、これまでのトラウマといった心的外傷が原因になっているかもしれません。彼のためにと思って無理に性行為を続けてしまうと、ストレスはつのるばかり。心の傷もより深くなってしまうおそれがあります。ひとりで抱え込まず、カウンセリングを受けてみましょう。

また、性交時の痛みから挿入が怖くなる女性も。普段より時間をかけて前戯をしてもらったり、リラックスできるムードをつくったり、パートナーと相談しながら自分たちのペースでゆっくり進めてみてください。また性交痛治療を行っているクリニックで相談してみるのも◎です。

悩んでいる女性の声

「挿入が怖いです。前の彼とは1年経っても挿入がうまくできず、しびれを切らしたのか無理やり挿入しようとしてきました。結局関係もうまくいかず、別れてしまいました。今の彼はとても優しく丁寧に前戯をしてくれるのですが、やはり挿入が怖いです。今の彼のことをきちんと受け入れたいのですが、いつか挿入できる日が来るのでしょうか。」

「痛いのは相手(男性)のせい?」

性交痛の原因は、女性ではなく男性側にあるケースもあります。たとえば男性器のサイズが大きい場合は痛みを感じやすいそう。あまりに大きすぎて嫌な思いをしてきた…という場合を除けば、アレのサイズが大きいというのは男性的には悪いことではありません。ちゃんと伝えて、お互いに気持ちのいいセックスの仕方を考えてみてください。

また、愛撫や挿入が乱暴すぎると女性側の負担が大きくなってしまいます。ちょっと伝えにくいかもしれませんが、性交痛が原因で性行為が嫌になってしまってはお互いにとっても不幸…。勇気を出してパートナーに相談してみましょう。

悩んでいる女性の声

「私はキスや前戯をしっかりしてもらうことで濡れるタイプで、緊張してしまうと濡れません。夫は面倒くさいのかキスも前戯も雑なので、濡れてないのに挿入されて痛いです。話し合ってみたのですが、濡れないのは私に問題があると思っているようで、『それならもうセックスしなくてもいい』とまで言われてしまいました。」

「エッチのときに濡れない…」

エッチの時に濡れない…という悩みを抱えている人は少なくありません。前戯・愛撫が不十分であることや、ストレスや緊張、そして寝不足や水分不足など日常生活の影響が原因として考えられます。パートナーに相談してセックスの進め方を変えたり、日常生活を見直してみることで改善されるかもしれないので、ぜひ検討してみてください。

また年齢を重ねると膣は乾燥しがちになってしまいます。年齢の影響かも…と感じる場合は、婦人科形成クリニックで受けられるインティマレーザーやVタイトニングなどの治療を検討してみると良いでしょう。

悩んでいる女性の声

「セックスは何度もしているのですが、全然濡れません。彼に触ってもらうのは気持ちがいいのですが…やっぱり濡れません。あまりに濡れないのでローションを使ったこともありますが、すぐに乾いてヒリヒリと痛みました。セックスが楽しくなくなってしまい、最近はセックスレス気味で焦り始めています。」

「セックス後にお腹が痛くなる…」

「セックス、とくにバックでした日はお腹が痛くなる」「翌日からなんだか違和感がある…」など、思い当たる経験はないでしょうか。女性を悩ませるセックス後の腹痛や違和感。実はそれも性交痛の一種なんです。

主な原因は負荷がかかりやすい体位、不十分な前戯や愛撫、また腸へのダメージが考えられます。また膣の奥側、子宮あたりに強い痛みがある場合は子宮内膜症や子宮筋腫などの可能性も。パートナーと相談して愛撫の仕方や体位を見直しても痛みが改善されない場合は、早めに婦人科を受診して医師に相談してみましょう。

悩んでいる女性の声

「セックスで奥を突かれたときに下腹部に痛みを感じ、その後も痛みが続きました。寝れば治まるのですが、やはりセックスがしんどいです。彼のセックスが激しいからなのか、何か病気なのかと不安です。このままだとセックスが嫌いになってしまいそうで、なんとかしたいと思っています。」

「騎乗位が痛い…」

「正常位やバックだったら痛くないのに、騎乗位だと性交痛がある」という女性は珍しくありません。騎乗位は男女ともに奥にあたる感覚が強く、また男性側が突き上げるようにピストンをするため、挿入が深くなりやすい体位です。そのため、ほかの体位なら問題ないのに騎乗位だと痛い…といったことが起こり得るのです。

そのほかにも筋力不足や騎乗位に慣れていない場合など、原因はさまざまあります。騎乗位の痛みを軽減するには、男性側に腰を支えてもらうのが有効的。またパートナーに正直に話して挿入を浅めにしてもらうのもよいでしょう。

悩んでいる女性の声

「騎乗位の時だけ痛みを感じます。ほかの体位では痛まないのに、どうしてでしょうか。また、騎乗位のなかでも痛みがある部分とそうでない部分とがあり、さりげなく痛くない場所に移動して耐えています。彼が騎乗位が好きらしいので我慢していますが、本音を言うと私はしたくありません…。」

「生理前のセックスが痛い」

個人差はありますが、生理前のセックスが痛いという女性もいます。原因として考えられるのは、生理前は膣内が充血しており、収縮しやすい状態になっている…ということ。つまり膣内が柔らかくなっているため、いつもより深いところまで挿入されやすく、痛みを生じやすいのです。また子宮口が普段より下の方に降りてきているため、激しいピストン運動のせいで子宮口にあたってしまい痛みが生じている可能性もあります。

正直にパートナーに伝えて挿入を浅くしてもらったり、挿入自体を控えて口や手で満足してもらったり、するとよいでしょう。

悩んでいる女性の声

「最近、彼とバックでセックスをした際に、膣内がすごく痛くて途中でギブアップしました。普段はそんなことないのに。生理予定日を明日に控えていたのですが、そのせいでしょうか。もともと彼が太く大きいタイプなので“痛気持ちいい“感じではあったのですが…。生理前のセックスは痛くなるものなのでしょうか?」

婦人科で受けられる
性交痛を軽減する治療法

これまでデリケートゾーンの治療と言えば選択肢は手術しかありませんでしたが、近年ではレーザー・高周波・超音波・注射…などさまざまな治療法が登場しており、たくさんの選択肢から選ぶことができます。ですが、どれを選んだら良いのか分からない…という問題も。

治療法やマシンによっては性交痛の改善に適していないものがあり、また一人ひとりの悩みや膣の状態によってもベストな選択は異なります。最も効果的な治療が受けたいなら、婦人科形成クリニックの医師に相談するのが一番でしょう。

こちらでは「そもそもどんな治療法があるのか分からない…」という方に向けて、婦人科形成のさまざまな治療を紹介します。

Vタイトニング

Vタイトニングはインティマレーザーとも呼ばれるレーザー治療のこと。膣内に専用機器を挿入してレーザーを照射し、組織に熱エネルギーを与えることでコラーゲンの生成を促進。ゆるんだ膣をうるおいのあるふっくらとした環境へと改善していきます。

膣のうるおい不足や萎縮性膣炎(いしゅくせいちつえん)から生じる性交痛にも効果が期待できます。当サイトを監修していただいた満行みどり先生もインティマレーザーをおすすめすることが多いそう。

4Dタイトニング

4Dタイトニングは波長の異なる「エルビウムヤグレーザー」と「ネオジウムヤグレーザー」、計4種のモードを搭載したレーザー機器による治療です。4つのモードを駆使することで、女性のさまざまな悩みに応えることが可能。インティマレーザー同様、性交痛の緩和目的としても用いられます。

レーザーの熱による作用で膣粘膜のコラーゲンを増加し、膣粘膜をふっくらとさせて気になる膣の緩みも改善。また、軽いピーリング効果があるので外陰部の黒ずみ除去にも期待できます。

3Dタイトニング

3Dタイトニングは、「エルビウムヤグレーザー」と「ネオジウムヤグレーザー」を搭載したレーザ機器を用いて、女性の悩みや膣の状態にあわせて3つのモードを使い分けながら施術を行っていきます。コラーゲンの生成を活性化させ膣粘膜をふっくらさせる、膣を立体的に引き締めるといった効果があり、ゆるみ改善に期待できます。

3Dタイトニング・4Dタイトニングは性交痛緩和にも期待できますが、若い方には引き締め効果が強く出やすいと言われています。信頼できる医師と相談のうえで、どの治療を受けるかを決めましょう。

サーミVA

サーミVAは高周波が持つ熱の作用で血行を促進させ、コラーゲンの増生を促します。熱と言っても42~45度程度ですので、火傷の心配はありません。メスを使う必要がなく、またダウンタイムも短いので比較的気軽に受けやすい治療です。

新しいコラーゲンが生成されるため、膣の引き締めには効果あり…ですが、性交痛緩和向きではありません。コラーゲンが増えるぶん膣のうるおいはアップしますが、乾燥対策ならインティマレーザーや3Dタイトニング・4Dタイトニングのほうがおすすめです。

注射

注射・注入による施術は、膣のゆるみを改善するためのものと、膣の乾燥を解消するものの2種類に分けられます。性交痛の緩和を目的とするなら、ヒアルロン酸を膣に注入する「ヒアルロン酸注射」による施術がおすすめ。保水力に優れたヒアルロン酸が膣内へ浸透することで、膣壁がうるおいい、ふっくらと柔らかくなります。

注射・注入による施術には保水力の高いヒアルロン酸のほか、ボリュームフィラーやパールフィラーなど膣内専用の素材が用いられます。

G-Shot(Gショット)

G-shot(Gショット)とは、女性の感度を高めるための治療です。膣内の「Gスポット」と呼ばれる女性がオーガズムを感じる部位にヒアルロン酸を注入することで、意図的に隆起をつくり、快感を拾いやすくなります。感度が高まれば膣内のうるおいが増すので、性交痛に効果がないわけではありませんが、やはり性生活の満足度を高めるための施術と言って良いでしょう。

また、膣内のザラつき感が増すため、男性側にとって満足できる膣の状態をつくれるのが魅力です。

ヴィーナスハイフ

ヴィーナスハイフは超音波を用いて、膣のゆるみを改善する治療です。顔のたるみ治療にも使用される超音波を用いることで、これまでのレーザー治療では届かなかった膣組織の深層部分(筋層)にまで熱エネルギーを届けられます。熱ダメージによってコラーゲンの生成を促進させ、膣がふっくらと引き締まる…というメカニズムです。

ヴィーナスハイフは尿漏れや子宮下垂の改善に役立ちますが、残念ながら性交痛への直接的な効果はありません。

ビビーブ

ビビーブは、メスを使わずに膣のゆるみを改善する、比較的新しい治療法です。高周波エネルギーを照射して低温の熱ダメージを膣組織に与えて、コラーゲンの生成を促します。高周波によるアプローチ、という点から「膣のサーマクール」と呼ばれることも。膣内部がふっくらとするので、全体的な引き締め効果が期待できます。

コラーゲン増加によって膣のうるおいアップには期待できますが、性交痛を大きく改善するのは難しいでしょう。

LVR

LVRはレーザー・ヴァギナ・リジュビネーションの略で、レーザーメスを使って膣粘膜を切開し、再縫合することで膣を引き締める外科手術のことです。膣のゆるみには大きな効果を発揮しますが、性交痛を軽減させる効果はありません。

膣口から奥にかけて、全体的に膣を狭くでき、膣ゆるみを解消できます。手術になるため負担は大きくなりますが、レーザー治療や注入系治療よりもっと確実な効果がほしい、という方におすすめです。

DLV

DLVはデザイナー・レーザー・ヴァギナプラスティの略で、レーザーメスを使って女性器の見た目を整える治療です。肥大した小陰唇を切除して小さくしたり、外陰部の黒ずみが目立つ部分を除去したりなど、見た目のコンプレックスを解消することができます。そのほかクリトリス包茎や副皮の切除施術も行えます。

性交痛の緩和は望めませんが、コンプレックスからくる心因性の性交痛の場合は効果が得られるかもしれません。

処女膜切開

初めて性行為に及ぶ際、あまりの痛みに挿入できない場合は「処女膜強靭症」の可能性があります。処女膜強靭症とは生まれつき人よりも処女膜に厚みがあり、硬く、性行為が困難になる症状です。処女膜切開は、そんな処女膜強靭症による性交痛を和らげて挿入をスムーズにするための治療です。

治療は、処女膜の付け根付近にある邪魔なつっぱりを切開して解除するというもの。内容自体は難しいものではありませんが、切開が伴う外科的な処置ですから、技術的に信頼できる医師のもとで受けるのが安心です。

セックスで女性が「痛い・
気持ちよくない」と感じる状況

愛しいパートナーと肌を合わせるセックスは、本来気持ちの良いもの。心も体も満たされることで、女性はより美しく輝くことができます。

しかし、なかにはセックスが「痛い・気持ちよくない」と感じる状況に陥ってしまい、セックスそのものを苦痛と思ってしまう女性もいます。

その原因として多いのは、初体験(破瓜)・久々のセックス・男性のサイズと合わない・乱暴なプレイなど。また、出産後のセックスに痛みや違和感を覚え、セックスに不安や恐怖を感じてしまう女性もいます。

ここでは、セックスで女性がつらいと感じてしまう状況と対処法、痛くない・気持ちのいいセックスのポイントについて解説しています。女性としていつまでも気持ちのいいセックスを楽しむために、ぜひチェックしておいてください。

エッチで痛みを感じやすい場面

セックスをするときに痛みを感じる女性は意外と多いもの。とくに挿入時の痛みに悩まされている女性が多いようです。

挿入時に痛みを感じやすい場面は「前戯が不十分」「男性のモノが大きすぎる」「久々のエッチ」などが挙げられます。また生まれつき膣が小さかったり、ラテックスアレルギーでコンドームが合っていなかったりすることも。

産後のセックスが痛い理由

産後は女性の身体には、たくさんの変化が起きています。男性は営みの再開を心待ちにしているかもしれませんが、女性側の身体は回復までに時間が必要です。

とくに出産時には会陰切開をしているケースが多数。傷が治りきっていない状態のセックスはもちろん痛みが生じます。またホルモンバランスの影響で膣のうるおいが不足し、ヒリヒリとした痛みが出ることもあります。

「そもそもセックスが苦痛…」

セックスの痛み以前に、セックスが苦痛と感じている人は精神的な要因があるのかもしれません。自分の母親のようになるのが怖くてセックスに前向きになれない、過去の性的な被害がトラウマになっている、またなかには過度に厳しい家庭で育ち「セックスは汚いもの」と教育された女性も。

無理にセックスしようとせず別の方法で愛を確かめたり、カウンセリングなどを利用してみると良いかもしれません。

痛くない、気持ちいい体位は?

1つ目は後背位です。男性が女性を後ろからハグする形で横向きに寝転がって、女性の脚の間から挿入します。自然とゆるやかなセックスになる体位で、その安心感から快感に素直になれるかもしれません。

2つ目は寝バックです。女性がうつ伏せに寝転がって、軽く足を開いた間から挿入する体位です。女性があまり動かずに済む体勢のため、気楽に「感じる」ことに集中できます。

セックス中のズキズキした痛み

ズキズキとした痛みの原因は、大きく分けて3つ考えられます。1つは処女膜が関係している場合。処女膜が生まれつき厚くて痛みを覚えやすいのです。2つ目は外陰部が荒れたり炎症したりしている場合。

3つ目は性交疼痛障害の可能性です。鋭い痛みがある、セックスできないほどの強い痛みがあるという場合は、性交疼痛障害を疑ってみると良いでしょう。

セックス中のチクチクとした痛み

チクチクとした痛みは、自身のアンダーヘアの処理方法に原因があるかもしれません。カミソリで処理すると毛先が斜めになってしまい、チクチクとした痛みが生じてしまいます。また、あまり知られてはいませんがラテックスアレルギーの可能性も。

そのほか、ヘルペスや子宮内膜症などの病気の可能性が考えらます。症状が続く場合は病院を受診してみましょう。

セックス後のヒリヒリした痛み

ヒリヒリとした痛みを覚えたセックスを思い出してみてください。彼の前戯は十分だったでしょうか?もしくは彼のアレが大きすぎるのかもしれません。思い切ってパートナーに相談して、一緒に気持ちいいセックスを模索してみましょう。

また膣が乾燥している可能性も考えられます。膣の乾燥はホルモンバランスの崩れや更年期の影響。潤滑ゼリーを使用したり性行為治療を受けたりすれば軽減できます。

私たちがやってる対処法、
本当に効果がある?正しいの?

年齢にとらわれることなくセックスを楽しむため、いろいろな膣ケアや工夫をしている女性も多いと思います。

しかし、「この方法を続けていて本当に大丈夫なの?」「実は、このケア法は間違っているんじゃ…」などと不安に思っている方もいるのではないでしょうか。

  • エッチのときは、ローションを多めに使用している
  • エクオールを勧められたけど、本当に効く?
  • コラーゲンを積極的に摂って膣のうるおいをアップ
  • オナニーで膣が若返れるの?
  • 膣トレ用アイテムを買って家でトレーニングしてるけど全然痛みが治まらない…

これらの方法が本当に正しいのかどうか、女性器専門クリニック院長・満行みどり先生の監修の記事でお伝えします。

「この情報って本当?」と悩んでいる女性は参考にしてみてくださいね。

ローションの使用

ローションは男性の自慰用に作られたアイテムですので、本来は膣に塗るものではありません。

またローションの主成分は「ポリアクリル酸ナトリウム」という高吸水性高分子の一種です。このポリアクリル酸ナトリウムが水分を吸収して、ヌルヌルとした液体を作ります。膣のうるおいが不足している場合、膣の水分がさらに奪われて、より性交痛を悪化させかねません。

エクオールの摂取

エクオールは大豆由来の成分で、更年期に減少してしまう女性ホルモン・エストロゲンと似た作用があります。

更年期の症状の緩和に役立つため性交痛への効果がまったくないとは言えませんが、直接的な改善はのぞめません。あくまでも女性ホルモンのはたらきを助けるものという理解が大切です。エクオールが含まれるサプリメントを、性交痛治療と併用してするのは◎です。

コラーゲンの摂取

一般的に25歳頃から体内のコラーゲンやヒアルロン酸の量は低下していきます。これらうるおい成分は膣内に存在しており、膣のうるおいを保っています。年齢を重ねると膣の乾燥が気になる始めるのは、このためです。

食事やサプリメントなどでコラーゲンを摂取することは膣のうるおいアップにも繋がりますが、効果を実感できるほどの大幅な改善は期待できません。

オナニーで膣若返り

オーガズムに達すると、別名愛情ホルモンとも呼ばれる「オキシトシン」や女性ホルモンの一種である「エストロゲン」などが分泌されます。膣のうるおい維持や膣の若返りに良いとされるホルモンですので、オナニーをすることはプラスの効果が得られます。

また、実は女性のマスターベーションはもともとは医療行為として生まれたんですよ。

膣トレ

膣のゆるみや筋肉の老化を予防するための膣のトレーニングのこと。ストレッチや骨盤底筋を鍛える体操、また専用のアイテムを使う方法など、さまざまな種類があります。まずはアイテムなしで手軽にできる骨盤底筋体操から始めてみると良いでしょう。

性交痛の軽減は期待できませんが、膣のゆるみが気になっている場合、膣トレはとても有効的な手段です。

セックスにまつわる記事・
情報を紹介

女性のQOL(Quality of Life:生活の質)を高めるための重要な要素として、密かに注目を集めているセックス。

日本では女性が性的な話題を公にすることをタブー視する風潮がありますが、海外では女性がセクシャルヘルスを自己管理することはごく普通のこととなっています。

ここでは、気になる他者・世間のセックス関連記事を赤裸々に紹介!例えば、セックスでQOLが上がった女性の記事や、海外の婦人科形成事情などの記事を紹介します。恥ずかしがらずに性についての視野を広げ、QOLの向上に努めましょう!

セックスライフで輝く
女性たちの記事

「女性がセックスが好きなんてはしたない…」といった風潮がないとは言えません。ですが、最近では年齢を重ねても、セックスで人生を豊かにする女性が増えており、世間にも受け入れられ始めています。こちらのページでは、セックスでQOLを向上させ人生を輝かせている女性のコラム記事を紹介します。

海外で注目される
「女性器の若返り」

海外では顔や体の整形と同じように、膣の若返り治療が一般的に行われています。アメリカで婦人科形成治療を学んだ経験を持つみどり美容クリニックの院長・満行みどり先生に、海外と日本で行われる女性器の若返り治療の違をインタビューしてみました。

性交痛と潤滑剤
(潤滑ゼリー)

潤滑剤(潤滑ゼリー)とは、女性の膣内に挿入して滑りを良くするアイテムのこと。膣専用につくられおり、性交痛緩和を目的とするならローションよりも効果的です。うるおいがなくなってきた…と感じるなら、恥ずかしがらずに使用してみるのがおすすめ。

性交痛と
トリコモナスの関係

トリコモナスとは、トリコモナス原虫による感染症のこと。トリコモナスが原因で性交痛が生じている場合、すでに症状が進行している可能性が高いため、早めの対応が必要です。おりものが黄色くなったり痒みがある場合は、医療機関で相談してみましょう。

性交痛と
カンジダの関係

カンジタは世間的にもよく知られている性病の一つ。外陰部のかゆみやヨーグルト状のおりものが特徴的な症状です。また、カンジタは性交痛を引き起こすことも。膣や外陰部の炎症から、挿入時に痛みが出てしまうのです。

性交痛と
子宮筋腫の関係

子宮筋腫とは子宮にできる良性の腫瘍のこと。治療は必要ですが、癌ではないので今すぐ手術が必要というわけではありません。性交痛のほか月経痛や腰痛、また生理が10日以上続いたり生理の血が大量に出たり…といった症状がみられます。

性交痛と
クラミジアの関係

クラミジア・トラコマティスという細菌によって発生する、日本で最も多く見られる性感染症です。自覚症状がほとんどないため、気付かない間に症状が進行していることも。性交痛や下腹部の痛み、オリモノの変化があれば病院を受診してみてください。

性交痛と
子宮内膜症の関係

本来子宮内膜にあるべき組織が、子宮の筋層内や卵巣などで作られてしまう病気のこと。子宮内膜症を発症すると、ひどい月経痛や慢性的な下腹部の痛みが生じます。性交痛では膣の奥側や肛門周りに痛みを感じるケースが多いようです。

性交痛・腰痛は
子宮内膜症の症状

慢性的な性交痛、セックス中や終わったあとは腰が痛くなる…という女性は、子宮内膜症の可能性が高いかもしれません。激痛や鈍痛など痛みの感じ方は人それぞれですが、症状が進行すると痛みの程度も悪化していきます。

性交痛と漢方

性交痛に効果的とされる漢方には「桃核承気湯(とうかくじょうきとう)」や「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」などがあります。漢方のみで大幅な改善は難しいようですが、サポートとして漢方を併用するのは◎です。

かゆみが伴う性交痛

更年期になると女性ホルモンのエストロゲンの分泌量が減少し、膣内の水分が不足します。その乾燥が、デリケートゾーンのかゆみを引き起こす要因。また膣が乾燥しているため、挿入時にヒリヒリとした性交痛が伴うのです。

不正出血を伴う性交痛

性行為の不正出血は、まだセックスに慣れていない女性や反対にセックスの頻度が高い女性によく見られます。また、無理な挿入や乱暴な愛撫によって膣が傷ついている可能性も。また、病気の可能性もあるので出血が続く場合は専門医に相談してみてください。

膣痙攣の
原因と治療法

膣痙攣は性交困難症の一種。膣周りの筋肉が収縮・痙攣する病気です。挿入ができない、挿入した男性器が抜けないといった症状が代表的。原因は婦人科系の病気や年齢の影響、心理的なトラウマなどが考えられます。

シェーグレン症候群と
セックスの痛み

シェーグレン症候群は、外分泌腺に炎症が生じる自己免疫性疾患です。女性、とくに50代頃に発症しやすいと言われており、症状が進行すると膣内の水分が不足して、乾燥による性交痛を引き起こします。

膣の洗いすぎが
性交痛につながる?

実は、膣の洗いすぎは性交痛の原因になり得ます。デリケートゾーンはもともと自浄作用が備わっているので、たっぷりの泡で優しく洗うだけで十分。ゴシゴシ強く洗ったり、頻繫に洗いすぎると逆に膣にダメージを与えてしまいかねません。